2007-01-01から1年間の記事一覧

備中沢住民アセス 鳥類調査 2007.12.22

この時期にしては暖かな朝でした。今月は7:00スタート、参加者は5名です。今年最後の調査になりましたが、「継続は力なり」、2008年も引き続き各種調査を続けてゆく予定です。来年もまた備中沢の自然を楽しんでください。 本日の報告に入ります。(今…

お宝収集

新宿の歌舞伎町あたりへ10年ぶりくらいで行くと、何もかもが変わっていてまるで違うところへきたような気がしたことを覚えています。 今では首都圏全体がそのような変化の病にとりつかれているのではないでしょうか。 経済が変化の停滞を許さないのでしょ…

備中沢住民アセス 鳥類調査 2007.11.28

秋から冬へと移り変わる備中沢を朝7:00~午前中いっぱい5人で歩きました。新聞報道では県がこの予定地の約3割を買収したとのことでしたが、我々からすると 「まだ3割」という気もします。地権者が変わろうとここを住処とする多くの生き物達にとっては…

サケ釣り

昨年秋の那珂川川下り(http://d.hatena.ne.jp/banbiyan/20061022)に続き、ことしもまた那珂川であそばせてもらいました。農作業の方は、まだ芋掘り等残っていて、いくらか気が引けたのですが遊びのほうも機を逃せば後悔が残りそうなので朝の三時間を娘と楽…

[処分場問題] 備中沢住民アセス 鳥類調査 2007.10.25

月日の経つのは早いものです。 先月の調査の後、一編のブログも更新しないうちに今月の調査になってしまいました。秋は子どもの学校の行事や何やと時間をとられることが多く、奥歯の加速スイッチ(石の森章太郎のサイボーグ009参照)も壊れたこの歳になっ…

備中沢住民アセス 鳥類調査 2007.09.27

那珂川町の県営処分場予定地、備中沢で月例の鳥類調査が行われました。 今月も鳥は端境期なので他の動植物に目がいってしまいました。 写真を添えて解説してゆきます。ツチアケビ> 7月の調査のときはまだ花が咲いていましたが今は実だけになり、その実も随…

太陽熱温水器

たまには無機物の話をしましょう。バンビ農園には一台の立派な太陽熱温水器があります。 知らない人は余りいないと思いますが一応説明します。 写真のガラスを貼った平らな部分には平べったい貯水槽が入っています。 これは黒塗りで太陽熱を吸収し易くなって…

大雨の後の畑

夏前の長期予報では「猛暑の夏」でした。これが、いつ明けるのかと思うような長梅雨になり、気象庁も訂正を出すのか、 と思ったら、突然、最高気温記録を出すような夏となりました。暑さも暑さでしたが雨がなく、畑は乾き、サトイモなどは葉が黄変し始めるほ…

  ムラサキシジミ、ゴイシシジミ、ウラギンシジミ、スミナガシ

今年の夏、農園周辺で見られた蝶です。 他にも、キチョウ、モンシロチョウ、アゲハチョウ、タテハチョウ、セセリチョウ、ジャノメチョウ、ヒカゲチョウ、 などの仲間が見られたのですが、写真の出来と見た目で4種のみアップさせていただきます。私が子ども…

備中沢住民アセス 鳥類調査 2007.08.27

今月は6:00のスタートとなりました。 参加者は中年調査団プラス若い女性一名。夏季、特に今頃は鳥に関しては端境期です。 その分、他の動植物に目が向いて随分と長時間の調査となってしまいました。8月末とはいえ、猛暑の名残と湿度の高さで身体は汗び…

[野菜の話]  野菜の花

「植物は、私たちの目を楽しませるために花を咲かせるのではない。」 これは多くの動植物学者の共通した意見だと思います。では何故私たちは花を美しいと感じるのでしょう。今、園芸業界では「花に国境はない」といわんばかりに世界の花を消費者に売り込もう…

オナガサナエvsシオカラトンボvsヤブカラシ

自然界の動植物の熾烈な生存競争、これを競争と表現するのは人間の思い込みかもしれませんね。 ともかく日常的に繰り広げられる、そんな光景も意識して見ようとしないと見落としてしまいがちです。(見たくもないという人もいるかもしれませんが。)私はこれ…

オオハキリバチ ミヤマサナエ

この頃は仕事中も、何処へ行くにもカメラを持って移動しています。 何しろ、動き回る生き物との出会いは、一期一会。せっかく見つけても記録に残すことも出来ず、カメラの無かったことを悔いること再三だったものですから こうなってしまいました。一応、仕…

サギソウ復活 初めの一歩

バンビ農園のメインの畑は、那珂川の支流の支流のまた支流の最源流の湧出地になっています。畑の南東側に小高いヒノキの山があり、その中腹からしとしとと水が湧き出しています。 十数年前までは、その湧き出し口までが谷津田として開墾されていました。 当…

 備中沢住民アセス 鳥類調査 07.07.28

7月28日朝5:00スタートで備中沢の鳥類調査が行われました。 今回参加したのは五十路を過ぎたおじさんばかり総勢で5名でした。 スタートが朝早すぎて、年寄りしか集まらなかった、なんて言うと、お叱りを受けるかもしれませんが、 調査のほうは鳥以外にもい…

カラスの作ったハロウィンスイカ

また気象庁の長期予報に裏切られました。 別にうらみはありません。 ただ、まったく逆の予報に長期予報の難しさを実感させてもらいました。長雨、日照不足で畑の夏野菜は半作程度に推移しています。 その代わり、うちの畑に関しては、異様に害虫が少なく、秀…

 最近ハチにも凝ってます。

備中沢処分場反対運動の住民アセスが縁で、ハチに関してはほとんど素人の私が「栃木ハチの会」の会員になっています。先日は、バンビ農園でシロアシクサレダマバチというハチの観察会が行われました。このハチは、クサレダマという湿地性の草本に強く依存し…

 トマトが出せません。

バンビ農園のパック野菜「バンビの野菜」の売りは、「全ての野菜を作ってます」です。 が、ここのところ体力の低下とともに若干品種の数が減り気味です。日常的に使わないような珍品野菜は、2〜3年に一回と言うようなペースになったりしています。 この14年…

イカルの住む農園

最近、日本野鳥の会に入りました。 元をただせば、35年前には大学の野鳥の会に入っていたので、出戻りなのではありますが。鳥の世界におけるこの35年の変化には大変厳しいものを感じます。 数多くの鳥がこの間に、普通種から珍鳥に変わってしまいました…

最近トンボに凝ってます。

農園の周りは多様な水環境があり、トンボもなにやら色々なのが飛んでいます。 これ、気にしなければ、全てただのトンボなのですが、処分場予定地の住民アセスで面倒を見てもらっているC.A.さんの感化を受け、この頃は,ふわふわ飛んでいる飛行物体を見ると気…

六月の畑

バンビ農園のブログは、動植物の話ばかりで、園主はきっと畑仕事をしていないに違いない、とこのようなうわさが世間に広がっているような、いないような。10年前だったらきっと農業の話題だけでずっといけたんだろうと思うのですが、ほとんど全力投球に近い…

 カワセミ・ムカシヤンマ・キバネツノトンボ・キンモンガ

畑のほうは、夏野菜の定植もひと段落して、成長著しい草達との付き合いに頭を悩ますこの頃です。相変わらずデジカメキャッチャーとの兼業百姓を続けているのですが、今は忙しいです。 (作業のほうではなくて、色々な生き物がどんどん姿を現すので、それを見…

畑はキャンバス

植物の成長は私たち人間の時間感覚からするととてもゆっくりしています。 だから、草が伸びるのも、野菜が育つのも、前の日と今日では違いが分からなくても、一週間、一ヶ月の時間を経れば大きくなっているのが分かります。ところが、そんな時間を経ると昔の…

[農園の自然]  クロゲンゴロウ

バンビ農園の小さなビオトープにまた新たなお客さんがやって来ました。小さな池なのですが、しばらくのぞいていると色々な生き物が姿を見せてくれるので飽きません。 仕事は進まなくてアキマセン。先日は、ゲンゴロウが目に入って、カメラを向けたのですが、…

[農園の自然]  今は無きキンラン

ランの仲間はその容姿、花の美しさから山から持ち去られてしまうことが多いものです。 これを趣味の側からは“山野草の愛好”と言い、自然保護を訴える側からは盗掘(やさしく言えば園芸採取)と言うことになります。現在ランの仲間のほとんどが自然界から絶滅…

これが山菜採りか!

山菜採りのシーズン真っ盛りです。 野山を歩いて、きれいな空気を吸って、お土産は美味なる山菜。 こんないい趣味は無いと、この世界を知らない人は思うでしょう。実際、程々をわきまえれば、こんないい趣味はないと私も思います。ある人から聞いた話ですが…

ニワトリは泳げるか?

今朝のことです。 外暮らしを始めて間もない雄鶏がウチで飼っている“忠治”という猫に追いかけられてため池に落ちてしまいました。 「さてこのニワトリはどうなったでしょう?」 という質問をしても写真を見たら一目瞭然ですが、見事に半分沈みながらも泳いで…

オオミズアオという蛾

鳥、蝶、花、などは国や県のシンボルになったりしているけれど,蛾は聞いたことがありません。 このような差別がいまだ、差別として認識されないというのは、この世に偏見というものは、有って当たり前、ということなのでしょうか。ところで蛾の中でもオオミ…

クロセンブリ

心の余裕を持とうということで、この春は畑仕事の合間にワラビなどの山菜をとったりして遊んでいます。昔は大切な食材確保のための労働だったのでしょうが現代人にとってはレジャーの一つになってしまいました。 今朝、近所のおばさんと畑で会いました。逢引…

 春の生き物続々登場

寒いままの春が続いていますが、「出るときには出る」と、多くの春を待つ動植物が動き始めました。 ミヤマセセリは畑に行く途中の路上をひらひらと舞っていました。 余りに地味な蝶なので蛾だと思う人も多いのではないでしょうか。 これは一昨年作った小さな…