農園の自然

 遠路はるばる

かれこれ1ヶ月くらい前になりますが、夜、外出からの帰路、まもなく家に着くという所で路上に怪しい物体を発見しました。 交通量の少ない田舎道の特権です。他に車がいないのを確認し、10メートルほどバックして何 者かを見定めることにしました。 ヘッドラ…

 ウラギンシジミの幼虫今が旬です。

あちこちにはびこっている「クズ」が花を咲かせる時期なっています。 咲きながらぼろぼろと花を落としてしまうのであまり愛でる対象でもないようですが、フジに似た感じで色はきれいです。 この花がクズの蔓にぶら下がっていたら顔を近づけてよ〜く見てみてく…

 ビニールハウスは昆虫トラップ

仕事柄、苗の栽培といくつかの品目に限ってビニールハウスを使っています。 バンビ農園のビニールハウスはかなり自然度が高い(草ぼうぼう)ので、多くの虫たちが「良さそうな所だな」と集まってきます。 昆虫は明るいところへ向かう性質と、高いところへ行…

飼い主もネコもヘビが好き?

うちのネコ(マル♀)は、相変わらず獲物を部屋に持ち込んできます。 先日はシマヘビでした。 捕まえてきたヘビに首を巻かれて楽しんでいるのでしょうか。一方、飼い主の方も・・。 今年はマムシが多いのか今週になって2匹も見ています。 殺すのは性でないの…

 春を感じさせる1ショット

3月は農作業が始動して、なかなか慣らし運転が終わらない身体にてこずっていました。 せめて月1を目差していたブログも抜けてしましました。昨日は春野菜の定植、夏野菜の苗作り、ウリ類の種まきなども一応めどがついて、やや後手から抜け出したと感じている…

真冬のヤマカガシ

1週間ほど前、寒波真っ最中の中、うちの娘が家の前の土手で蛇を見たといいます。 南向きなので日向ぼっこにでも出てきたのかとも思いましたが、まさかこの冬空にと、半分疑ったまま聞き流していました。そして昨夜。 飼い猫のマルという白猫が何か長いものを…

2度あることは3度ある・・・2017年12月の ビャクシンカミキリ

2015-12-14 2016-12-11(過去記事) 2017-09-25(過去記事) 以上が過去に軽トラの上で見つけたビャクシンカミキリの記録になります。燃料用の杉端材の引き取りは我が家にとって冬場の暖房には欠かせない作業です。 積み込みは頂いている工場の方でフォークリ…

 9月のビャクシンカミキリ

又、薪ストーブが活躍する季節が近づいてきました。 製材所から頂いている薪用の端材の中にビャクシンカミキリが良く見つかることは前の記事で書きました。 今回は、9月25日に引き取ってきた端材の中に見つけた報告です。 残念なことに積み込み時につぶれ…

 農園の夏から秋の様子

月一ブログになっています。 畑優先のまじめ百姓に変態しつつあるのかもしれません。 老熟かもしれません。 ウバタマムシです。姥玉虫でしょうか?同病相哀れみましょう。 こちらは真正のヤマトタマムシです。 軒下のくもの巣にかかってお亡くなりになってい…

 give and take 

先日、ニホンミツバチの巣箱の様子を調べてみたら、第1号巣箱(昨年の5月に友人から頂いた群)の中が、4段の巣枠いっぱいに大きくなっていました。こういう場合、下に一枠足すわけですが、5段になると安定も悪い。という理由付けで一番上の巣枠を切り取…

  ガビチョウ・ヤマナメクジ・アルマンアナバチ

何の関連もない3種ですがここ数日に見かけたものをアップします。 外来動物のガビチョウですが、この辺では最も存在感がある鳥になっています。 何しろその声の大きさは「あのうるさい鳥」と称されるほどです。 これが、近所の庭のブルーベリーの周りに張ら…

 トラバサミ騒動・明けて

だいぶ間が開いてしまいました。 実は、昨年秋頃から我が家の一員となったクロネコの「オタマ」という猫がいるのですが、 一晩の無断外泊のあと左後ろ足に大きな傷を作って帰ってきました。 肉がそげて骨が見えるほどでした。(画像省略)5月の末のことでし…

 ニホンミツバチの分封

昨日、畑から戻ると家の周りがミツバチだらけになっていました。 周り中のあらゆるものにとまっているばかりでなく、空にも無数のミツバチが乱舞しています。 「あ〜、分封(ぶんぽう)したんだな・・」家の脇に昨年から1箱のニホンミツバチの巣箱を置いてい…

溜池で見た巨ベラ(巨大なヘラブナの略)

今日のことです。 鶏の餌やりで溜池のほとりを歩いていたら、かなり沖合いになにやらきらきらひらひらと光る物体が見えました。 近眼のメガネをかけていなかったので、眼を細めても確認できませんでした。 こういうときには頑張るバンビやんです。 餌のバケ…

フクロウ巣箱のリフォーム

2017年もあっという間に1ヶ月が終わってしまいました。 節分前から外界はすでに春の空気が漂っているように感じます。昨年来、かれこれ7〜8年ほど前に農園内にかけたフクロウの巣箱(過去記事)の屋根が大分傷んでいてるのをみて、そろそろ改修せねば…

12月のビャクシンカミキリ

昨年の12月14日でした。 薪ストーブ用にもらっている杉材の木っ端を積んできた軽トラの荷台に♂♀ペアで 「ビャクシンカミキリ」の成虫を見つけました。 はじめは「スギカミキリ」かと思って見ていたのですが、なんか違う、と思い調べてみて分かりました。 な…

カラスウリの種

やっと猛暑の夏の記憶もうすれかかってきました。 山ではアケビやカラスウリの実が熟し始めています。 先日、来客の人がカラスウリの実を持ってきてくれました。 こういうものが好きだというのを知っていてのお土産だったようです。 私は相手の人に「カラス…

家の周りで

台風と秋雨前線のおかげで雨は十分頂きましたが…ちょっと多過ぎるようです。 雨の間にブログの更新でもしようと思っていたのですが、畑の管理も思うに任せずなかなかその気になれませんでした。 下の写真は数日前にアップしておいたのですが、説明が後回しに…

屋内編

我が家には虫が大嫌いという人は全く・・・(ほとんど(^-^;) いないので、網戸を開けっぱなしだったりして、 けっこうたくさんの虫が家の中に入ってきます。 スズメバチなどの危ない虫には即退去願っていますが、その他のちょっと気になる虫は写真を撮らせ…

  新緑と共に

家の前の庭に20年ほど前に植えたエノキがあります。 成長が速いので周りのヤマグリやコナラを追い越して大木になりかかっています。 エノキにはたくさんの虫が付くので植えたのですが、おかげで毎年観察に役立っています。 昨年オオムラサキの小さな幼虫を…

 ブルーギル

だいぶ暖かくなってきたので、家の前のため池で子供と魚採りを試みました。 江戸時代後期に稲作振興のために水戸藩が造らせたといわれる10,000平方メートルほどのため池です。 新溜という名で呼ばれています。 今この池で一番幅を利かせているのは「ブルーギ…

 フユシャクその後。

先日フユシャク♀を見つけた家の脇の薪置き場ですが、その後3匹も追加発見がありました。 こういうのは「マイクロ・ホット・スポット」とでもいうのでしょうか。 全くの、「灯台下暗し」でした。(使い方が間違っているかもしれません) 2月11日 2月13…

 フユシャクとの出会い

2年前からフユシャクという蛾に興味を持つようになっています。 昆虫好きには、出会いの少ない冬場のマニアックなターゲット、と言えるかもしれません。 ちなみにフユシャクは冬に成虫が出現する蛾の仲間の総称です。我が家のふろ場の窓にはこの季節になる…

 ぎりぎり正月中に1ページアップします。

タイトルは「アトリの大群がやって来た」気がつけば1月も終わりですね。 雪が降りました。 昨年末から鳥が姿を消したようにいなくて心配していましたが、寒さと共にたくさん見られるようになりほっとしています。さて、最近の一番のトピックはアトリです。 …

  12月でも見られる昆虫

昨日は、小雨がそぼ降っていましたが、やはり気温は高めですね。 成虫で越冬する昆虫は結構数が多く、暖かな日差しのある日には活動する姿が見られます。 最近見たものを少しだけアップします。 ツチイナゴ(成虫で越冬するバッタは3種ほどあるようです) …

  お尻に顔がある幼虫!

また蛾の幼虫の話です。 先日、畑の周りの雑木山で農作業をさぼって探索をしていたところ、ウリカエデの葉に、何やら幼虫らしくない可愛い顔の芋虫(毛虫?)を見つけました。 目鼻立ちがはっきりしていて、漫画のような顔だちでした。 種名調べによく利用さ…

  スズメガの幼虫

昆虫の幼虫の多くは百姓にとって天敵とされ、害虫などという差別用語でひとくくりにされたりしています。 バンビやんも百姓の端くれですが、いつの頃からかこんな幼虫達に愛情を感じるようになってしまいました。なにしろその造形美は、神のいたずらだったと…

コカブトムシ

我が家のダイニング(と呼べるかどうか)の天井には,電球を5個も使うシーリングライトが付いています. なんでもリサイクル品でまかなっているバンビ農園,これも頂き物なので自慢では有りません. このライト,天井と傘の間にたっぷりの隙間があるので,ま…

ホウネンタワラ・・?

先日,家の脇に植えてあるピンクのネコヤナギの葉を観察していたら,こんな光景が見られました. 皆さんはこの光景を見たらどういう場面と考えますか?私は,この毛虫は,すっごく大切にしているこの美しい玉を守っているんだ.そんな想像をしていました. …

再会と初対面

「農園の自然」の観察エリアは, 家の周りと畑の周りの面積を合わせると大体20,000平米くらいでしょうか. まさに「人間が利用しながら自然と共生してきた」といわれている「里山」環境の中にあります. 山がちな地形なので,斜面の方向や,植生も多様で,湧水…