備中沢住民アセス 鳥類調査 2007.09.27

那珂川町の県営処分場予定地、備中沢で月例の鳥類調査が行われました。
今月も鳥は端境期なので他の動植物に目がいってしまいました。
写真を添えて解説してゆきます。<ツチアケビ

7月の調査のときはまだ花が咲いていましたが今は実だけになり、その実も随分大きく膨らんでいます。
以前、処分場反対の署名を集めていたとき、来訪先のおばあちゃんと備中沢の話になり、
昔、備中沢にはよくツチアケビを採りに言ったことを話してくれました。
そのツチアケビは乾燥して婦人病の薬として使ったということでした。
ツチアケビを見るとあのおばあちゃんを思い出します。<白いツリフネソウ>

今備中沢の水辺には赤いツリフネソウがそこかしこに咲いています。
その中に一株だけ白い花を咲かせているツリフネソウがありました。
全部のツリフネソウが白くなって備中沢を守る。そんな夢を見ました。


ノシメトンボにもてた>

赤とんぼの中で一番多いのは多分ノシメトンボでしょう。
この赤とんぼは羽の先が黒いのですぐに分かります。
他にも羽先の黒い種類がいますが数が少ないのでたいていはノシメだと思います。
あまり人を怖がらないので、洋服や頭、時にはめがねのふちにとまったりします。
指を立てていればとまりに来ます。


キバナアキギリ

この季節、備中沢を彩っている花はミゾソバ、ツリフネソウ、そしてキバナアキギリでしょうか。黄色いサルビアのような花はなかなかかわいいものです。<スミナガシ幼虫>

三年前に備中沢で出会ってから久々の再会でした。
あの奇妙な容姿は相変わらずでした。
皆さんもアワブキの木を見つけたら探してみてください。<ミンミンゼミ>

セミの鳴き声といえば「ミーンミーン」。
セミの標準はミンミンゼミなのでしょう。
セミ採り少年だった頃、ミンミンゼミはもっとも捕まえるのが難しいセミとして
がき達垂涎のセミでした。
今の季節になると繁殖作業を終えたセミたちが疲れ果て、地面に転がっていたりします。
「お疲れ様」と言いながら、じっくりその美しい容姿を観察させてもらいました。<マタタビ

今年は山の木の実が豊作です。
道中、山栗を拾ったり、マタタビの実を集めたり、自然の恵みも頂いてきました。
マタタビの実は今うちで塩漬けになっています。