カラスの作ったハロウィンスイカ

また気象庁の長期予報に裏切られました。
別にうらみはありません。
ただ、まったく逆の予報に長期予報の難しさを実感させてもらいました。

長雨、日照不足で畑の夏野菜は半作程度に推移しています。
その代わり、うちの畑に関しては、異様に害虫が少なく、秀品率は高いです。
ナスにはニジュウヤホシテントウがいない、トウモロコシにはアワノメイガがいない。
イノシシも電気牧柵が効いていて、周りに足跡を残してはいるけれど、中には入れずいたずらできない。
今年は天候以外は実に順調、と思っていたのです。

しかし、この平穏は長くは続きませんでした。

4〜5日まえ、10本ほどのトウモロコシがカラスと思しき食害を受けました。
一日10本くらいならこちらの収穫ペースで行けばたいした害にもならない、と高をくくっていたのが間違いでした。
その翌日の午後畑に行って愕然となりました。
収穫間際の約300本が見るも無残に軸を残して食べられてしまいました。近所の目撃者によれば50羽はいたとか。

バンビの畑を餌場と決めたカラスたちの攻撃は止まりませんでした。

次の日には、子供たちの為にと、自家用に作っていたスイカがターゲットになっていました。

およそ30個あった未熟なスイカがこれまた無残に穴だらけになっていました。
悲惨な現場を近くで見るのもつらいのですが、教訓を脳裏に叩き込むのもよかろうと、スイカの残骸を見て歩きました。

何箇所も穴をあけられたスイカ。ピンクのはらわたが痛々しく見えました。

中で、一つのスイカが私のほうを見て笑っているように見えました。

それはまるでハロウィンのスイカのようでした。