大雨の後の畑

夏前の長期予報では「猛暑の夏」でした。

これが、いつ明けるのかと思うような長梅雨になり、気象庁も訂正を出すのか、
と思ったら、突然、最高気温記録を出すような夏となりました。暑さも暑さでしたが雨がなく、畑は乾き、サトイモなどは葉が黄変し始めるほどの旱魃でした。

これが、8月下旬、突然台風でもないのに洪水が起きるような大雨に見舞われ、その余韻も冷めぬうちに9号台風の直撃でした。

メリハリがあるというか、極端というか、近頃の陽気は百姓にとってはやりづらいものがあります。

現在畑は秋冬作の種まき、定植時期に入っています。
この段取りとして、畑を耕したり元肥を入れたりという作業があるのですが「雨に弱い畑」では手が出せない状態になっています。
この写真は先の大雨後のバンビの畑の様子です。

映し手の私の背後には小高いヒノキ山があります。畑は前方に向かって緩い下りです。
山の土が保水しきれなくなった水が畑から湧き出し川となって表土を流しています。
粘土状の硬盤が露出し、痛々しい有様です。

この雨のおかげで播種、定植の時期が遅れているだけでなく、頭をひねって決めた作付け場所の変更も余儀なくされています。
露地栽培の農家はどこも苦労していると思います。

今日もまた雨です。

明日の予報も雨です。

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