これが山菜採りか!

山菜採りのシーズン真っ盛りです。
野山を歩いて、きれいな空気を吸って、お土産は美味なる山菜。
こんないい趣味は無いと、この世界を知らない人は思うでしょう。

実際、程々をわきまえれば、こんないい趣味はないと私も思います。

ある人から聞いた話ですが、栃木ナンバーの車が福島の山菜のメッカで路上駐車しているとタイヤを千枚通しで刺されるそうです。
これは、余りに栃木県の人の山菜の採り方がえげつないからだという事です。
私はそんな現場も見たことがないし、そんなモンかなあ、くらいに聞いていました。

しかし、そのえげつなさを自分の畑の脇の山の中で見てしまったのです。

その山は、私が山野草を見るために時々入っている所です。
いつも歩いている踏み跡をさえぎるように白っぽい肌の木が倒れていました。
倒れている木の根元のほうを目で追ってみてすぐに全てが分かりました。
この木は大きなコシアブラの木で、その新芽を摘むために株元からのこぎりで切られたようです。
根回りの直径20センチくらいの木が三本倒されていました。

木はまた再生するでしょうし、森全体にとってみればたいしたダメージでもないでしょう。
こんなもんだと思えばこんなもんなのですが、こんなもんなんでしょうか。