[野菜の話]  野菜の花

「植物は、私たちの目を楽しませるために花を咲かせるのではない。」
これは多くの動植物学者の共通した意見だと思います。

では何故私たちは花を美しいと感じるのでしょう。

今、園芸業界では「花に国境はない」といわんばかりに世界の花を消費者に売り込もうと必死です。
時折新聞折込に入るチラシの見たこともない外国のきらびやかな花の写真に、私などは胸焼けを起こしそうになっていますが皆さんはそんなことないですか。

私は食べるための野菜の生産者なのですが、実はその過程や結末として花も咲かせています。
これは百姓ならではの楽しみなのですが、実に美しいものがあるので少し照会したいと思います。

<オクラの花>

この花をさっとゆでて食べるとおいしいそうです。


<ゴボウの花>

宿根草なので毎年同じ所から生えてきます。草丈は2メートルにもなり花は数百はつきます。
はじめて見た人はみなびっくりします。


アピオスの花>

新顔野菜なのでまだ知名度は低いのでは。マメ科なのですが地下の芋を食します。
私は花の価値に一票入れたいです。


ミョウガの花>

売っているミョウガは花の咲く前に収穫します。
収穫しないと目立たずこっそり美しい花を咲かせます。