春の妖精in備中沢

妖精の存在を感じさせるような山。 備中沢を歩くと、人間がいじりまわしそこなった自然の合間からそんな空気を感じることがあります。 備中沢を歩くと妙に疲れるという人がいます。妖精に精気を吸い取られているのかも、 な事は無いでしょうね。「スプリング…

日本野鳥の会 栃木県支部主催 備中沢探鳥会のお知らせ

昨年から春、秋で定期開催されている、備中沢探鳥会のご案内です。 野鳥の会会員でなくても参加できます。鳥の観察をしながら、備中沢というところがどういう所なのかを多くの方の見ていただきたく思います。 <備中沢春の探鳥会> 日時 2008年4月26…

  薪ストーブはいかがですか。

地球温暖化を忘れさせるような寒い冬もまもなく終わろうとしています。こちら、昨年暮れからの大掃除がいまだに終わっていません。 積み重なったものの下からは懐かしい「こんなもの」がたくさん出てきました。その一つは<1996年版 ニューズウィーク>でし…

堆肥の中のお宝

先日さらった木の葉は、夏野菜などの発芽を促す「温床」のざいりょうになります。私はものぐさなので、この温床をベニヤで組んで、永年使用しています。そしてさらに怠け者なので、新しい床を踏み込む直前まで前の床を置きっぱなしにしています。すでに今年も…

備中沢住民アセス 鳥類調査   2008−02−23

二月の下旬にしては寒い日が続きます。家も、布団も、ストーブも無い野生動物たちも「今年は寒いねー」などという会話をしているのでしょうか。 私は、多分していないと思います。今回は、腕の上がった(?)鳥の写真に集中してみました。 しかし、「そうは問…

木の葉さらい

今では、山の木の葉を集めて畑の肥料にするという習慣もだんだんすたれつつあります。 化学肥料など無かった時代には、有機物なら何でも肥料にしなければ作物が獲れないという状況でしたから、 この作業は百姓の冬場の大事な仕事だったのです。 私は、温床を…

初梅

昨日、家の前の梅に花が咲き始めました。この梅の木は植えたのではなく、勝手に生えてきたものです。初めは何の木かわからなかったのですが一昨年から花をつけるようになり梅の木と分かった次第。ここに住み始めた私たち家族にとっての記念樹かもしれません…

鳥づくし

田畑、雑木山、溜池、湿地、小川、人家、篠ヤブ、こんなさまざまな空間が適当に複合しているこの辺の環境は、多様性に富んでいて素晴らしいものです。 それを証明するように色々な生物が私たちを取り囲んで暮らしています。私はそれらを観察して楽しんでいる…

備中沢住民アセス 鳥類調査 2008−01−26

遅報です。昨年暮れから始めた大掃除がいまだに終わりません。 “ブログを書く暇があったらお片付け”モードで暮らしていました。気がつけばかれこれ一ヶ月の空白となりました。ネット上への発信も、「これ、私は一体何をしているの?」という疑問符を常に持っ…

どんど焼き

13日に地域の「どんど焼き」が行われました。 主催は、子供会の親組織である<育成会>です。手作りで、トン汁、おでん、焼きそばなどが振舞われ、地域のかたがたと、昨年お世話になった神様への飾りものなどを燃やして天に返します。裏方としてがんばったお…

2007末〜2008初 農園の動植物。

あけましておめでとうございます。 暖かなお正月です。 家の前の溜池も昨年からほとんど凍らなくなりました。 人類の経済活動による地球温暖化で無いことを願ってやみません。農園周りの動植物写真がだいぶ貯まりました。 ちょっと迷惑かもしれませんが、年…

備中沢住民アセス 鳥類調査 2007.12.22

この時期にしては暖かな朝でした。今月は7:00スタート、参加者は5名です。今年最後の調査になりましたが、「継続は力なり」、2008年も引き続き各種調査を続けてゆく予定です。来年もまた備中沢の自然を楽しんでください。 本日の報告に入ります。(今…

お宝収集

新宿の歌舞伎町あたりへ10年ぶりくらいで行くと、何もかもが変わっていてまるで違うところへきたような気がしたことを覚えています。 今では首都圏全体がそのような変化の病にとりつかれているのではないでしょうか。 経済が変化の停滞を許さないのでしょ…

備中沢住民アセス 鳥類調査 2007.11.28

秋から冬へと移り変わる備中沢を朝7:00~午前中いっぱい5人で歩きました。新聞報道では県がこの予定地の約3割を買収したとのことでしたが、我々からすると 「まだ3割」という気もします。地権者が変わろうとここを住処とする多くの生き物達にとっては…

サケ釣り

昨年秋の那珂川川下り(http://d.hatena.ne.jp/banbiyan/20061022)に続き、ことしもまた那珂川であそばせてもらいました。農作業の方は、まだ芋掘り等残っていて、いくらか気が引けたのですが遊びのほうも機を逃せば後悔が残りそうなので朝の三時間を娘と楽…

[処分場問題] 備中沢住民アセス 鳥類調査 2007.10.25

月日の経つのは早いものです。 先月の調査の後、一編のブログも更新しないうちに今月の調査になってしまいました。秋は子どもの学校の行事や何やと時間をとられることが多く、奥歯の加速スイッチ(石の森章太郎のサイボーグ009参照)も壊れたこの歳になっ…

備中沢住民アセス 鳥類調査 2007.09.27

那珂川町の県営処分場予定地、備中沢で月例の鳥類調査が行われました。 今月も鳥は端境期なので他の動植物に目がいってしまいました。 写真を添えて解説してゆきます。ツチアケビ> 7月の調査のときはまだ花が咲いていましたが今は実だけになり、その実も随…

太陽熱温水器

たまには無機物の話をしましょう。バンビ農園には一台の立派な太陽熱温水器があります。 知らない人は余りいないと思いますが一応説明します。 写真のガラスを貼った平らな部分には平べったい貯水槽が入っています。 これは黒塗りで太陽熱を吸収し易くなって…

大雨の後の畑

夏前の長期予報では「猛暑の夏」でした。これが、いつ明けるのかと思うような長梅雨になり、気象庁も訂正を出すのか、 と思ったら、突然、最高気温記録を出すような夏となりました。暑さも暑さでしたが雨がなく、畑は乾き、サトイモなどは葉が黄変し始めるほ…

  ムラサキシジミ、ゴイシシジミ、ウラギンシジミ、スミナガシ

今年の夏、農園周辺で見られた蝶です。 他にも、キチョウ、モンシロチョウ、アゲハチョウ、タテハチョウ、セセリチョウ、ジャノメチョウ、ヒカゲチョウ、 などの仲間が見られたのですが、写真の出来と見た目で4種のみアップさせていただきます。私が子ども…

備中沢住民アセス 鳥類調査 2007.08.27

今月は6:00のスタートとなりました。 参加者は中年調査団プラス若い女性一名。夏季、特に今頃は鳥に関しては端境期です。 その分、他の動植物に目が向いて随分と長時間の調査となってしまいました。8月末とはいえ、猛暑の名残と湿度の高さで身体は汗び…

[野菜の話]  野菜の花

「植物は、私たちの目を楽しませるために花を咲かせるのではない。」 これは多くの動植物学者の共通した意見だと思います。では何故私たちは花を美しいと感じるのでしょう。今、園芸業界では「花に国境はない」といわんばかりに世界の花を消費者に売り込もう…

オナガサナエvsシオカラトンボvsヤブカラシ

自然界の動植物の熾烈な生存競争、これを競争と表現するのは人間の思い込みかもしれませんね。 ともかく日常的に繰り広げられる、そんな光景も意識して見ようとしないと見落としてしまいがちです。(見たくもないという人もいるかもしれませんが。)私はこれ…

オオハキリバチ ミヤマサナエ

この頃は仕事中も、何処へ行くにもカメラを持って移動しています。 何しろ、動き回る生き物との出会いは、一期一会。せっかく見つけても記録に残すことも出来ず、カメラの無かったことを悔いること再三だったものですから こうなってしまいました。一応、仕…

サギソウ復活 初めの一歩

バンビ農園のメインの畑は、那珂川の支流の支流のまた支流の最源流の湧出地になっています。畑の南東側に小高いヒノキの山があり、その中腹からしとしとと水が湧き出しています。 十数年前までは、その湧き出し口までが谷津田として開墾されていました。 当…

 備中沢住民アセス 鳥類調査 07.07.28

7月28日朝5:00スタートで備中沢の鳥類調査が行われました。 今回参加したのは五十路を過ぎたおじさんばかり総勢で5名でした。 スタートが朝早すぎて、年寄りしか集まらなかった、なんて言うと、お叱りを受けるかもしれませんが、 調査のほうは鳥以外にもい…

カラスの作ったハロウィンスイカ

また気象庁の長期予報に裏切られました。 別にうらみはありません。 ただ、まったく逆の予報に長期予報の難しさを実感させてもらいました。長雨、日照不足で畑の夏野菜は半作程度に推移しています。 その代わり、うちの畑に関しては、異様に害虫が少なく、秀…

 最近ハチにも凝ってます。

備中沢処分場反対運動の住民アセスが縁で、ハチに関してはほとんど素人の私が「栃木ハチの会」の会員になっています。先日は、バンビ農園でシロアシクサレダマバチというハチの観察会が行われました。このハチは、クサレダマという湿地性の草本に強く依存し…

 トマトが出せません。

バンビ農園のパック野菜「バンビの野菜」の売りは、「全ての野菜を作ってます」です。 が、ここのところ体力の低下とともに若干品種の数が減り気味です。日常的に使わないような珍品野菜は、2〜3年に一回と言うようなペースになったりしています。 この14年…

イカルの住む農園

最近、日本野鳥の会に入りました。 元をただせば、35年前には大学の野鳥の会に入っていたので、出戻りなのではありますが。鳥の世界におけるこの35年の変化には大変厳しいものを感じます。 数多くの鳥がこの間に、普通種から珍鳥に変わってしまいました…