木の葉さらい

今では、山の木の葉を集めて畑の肥料にするという習慣もだんだんすたれつつあります。
化学肥料など無かった時代には、有機物なら何でも肥料にしなければ作物が獲れないという状況でしたから、
この作業は百姓の冬場の大事な仕事だったのです。
私は、温床を踏むために毎年細々とですが木のはさらいを続けています。

写真のように、樹脂製のメッシュ袋に、ギッチギッチと木の葉を詰めて山から運び出します。
昔は大きなかごに詰めたり、ワラ縄で巧みに束ねる技術がありましたが石油文明に消し去られました。

こんな作業中に見かけたトラツグミです。

普通のツグミと比べると体色、模様は美しく、気品のある顔立ちです。(偏見でしょうか)
繁殖期の明け方に悲しげな声で「ヒョー〜」と鳴くその声は独特です。

こんなものも見つけました。

これは多分ノウサギの糞です。
うちで買っているミニウサギの糞と比べると大きさ、つや、色ともに立派です。(これも偏見?)