溜池で見た巨ベラ(巨大なヘラブナの略)

今日のことです。
鶏の餌やりで溜池のほとりを歩いていたら、かなり沖合いになにやらきらきらひらひらと光る物体が見えました。
近眼のメガネをかけていなかったので、眼を細めても確認できませんでした。
こういうときには頑張るバンビやんです。
餌のバケツと採卵用のかごはその場において高台にある家まで戻り、そこにおいてあった望遠鏡(フィールドスコープ)で確認しました。
魚であることは間違いありません。体型からはヘラブナのように見えました。
丁度対岸からの風に流されて少しずつですがこちらへ近づいてきています。
たまにヒラを打っているので生きているのも分かります。


もう少し近くなったら捕獲を試みようと大きな玉網を用意して仕事に戻りました。
30分ほどして、予想通り魚体は岸に接近しました。
かなり弱っているようで網の気配を感じ取って逃げるようなしぐさもなく網に収まりました。


指尺を当てたところ、それより10センチ以上はみ出しています。
指の開長は24センチなので尺上(へら用語で30センチ以上のこと)は間違いありません。
又元気になってコンベックス(巻尺)を取りにいってきました。



チョッキリ40センチありました。

実は10年以上前に、この溜池で大きなビニール袋から大量の小魚を放流している人を見つけました。
ブラックバスは入れて欲しくないので、すぐに駆け寄って「何してんですか?」と問い詰めました。
すると「イヤー、ヘラブナなんだけどを〜。見逃しておくれよ」とのこと。
大きくなったら自分で釣って楽しむつもりだったそうです。
このヘラブナ、もしかしたらあのときの稚魚が育ったものかもしれません。




特に病的にやせている風でもなく、きれいな魚体です。
目もきれい(?)です。
今は、回復の可能性を信じて家のポリ池に入れてあります。