give and take 

先日、ニホンミツバチの巣箱の様子を調べてみたら、第1号巣箱(昨年の5月に友人から頂いた群)の中が、4段の巣枠いっぱいに大きくなっていました。こういう場合、下に一枠足すわけですが、5段になると安定も悪い。という理由付けで一番上の巣枠を切り取って採蜜に挑戦しました。


巣枠を切り取った状態です。
切る時や蜜に足をとられたミツバチが何匹か成仏しましたが、犠牲を出さないのは無理と思いました。
この蜜のたくさん詰まった巣の塊を切り取ってザルに乗せ自然落下での採蜜をしました。
この一枠で優に2キログラム以上の蜜が採れました。
毎朝紅茶に入れていただいています。ありがたや。

そんな滋養を頂いて畑での収穫をしていたある日。
体の周りにまとわりつく複数の昆虫が現れました。
頭や首筋にとまってくるのでくすぐったくて初めは何者とも知らずに手で払っていました。
羽音が高く、アブではないし、刺すこともない。
これがなんなのかを確認しなくてはブログの表題が泣きます。
伸ばした腕にとまるのを待ちました。

その子はニホンミツバチでした。
小さな爪のある脚でしっかりとつかまり、口で肌をカリカリしています。
鳥肌の立つのを我慢しながら証拠写真を撮りました。

はたして何をしているのか?
これは想像ですが、たぶん汗の中のミネラル分(塩分)をなめに来ているのではないかと。
あれだけ大量の蜜を頂いているのですから、汗の塩くらいはお返ししなくては。
こんなお返しでは申し訳ないような気もするのですが、とりあえずgive and take のつもりで
しばし舐めさせてあげました。
かわいいですね。