スズメガの幼虫
昆虫の幼虫の多くは百姓にとって天敵とされ、害虫などという差別用語でひとくくりにされたりしています。
バンビやんも百姓の端くれですが、いつの頃からかこんな幼虫達に愛情を感じるようになってしまいました。
なにしろその造形美は、神のいたずらだったとしても、本当に気の利いたいたずらと思えます。
完全変態というマジックもエリック・カールが絵本のテーマにしたくらい不思議ないたずらです。
そんな思いを抱くようになってからは、植物の葉に食み跡を見つけて、その犯人を探すのが趣味となっています。
この習性のおかげで、ここ数日でたくさんの種類のスズメガの幼虫を見つけることができたので写真付きでアップしようと思います。
大きさもデザインもほれぼれする存在感がありますよ。
一緒に愛でましょう!
<ホシヒメホウジャク幼虫・ヘクソカズラを食べていました。>
この幼虫には体色に4タイプがあるということが知られています。
このうちの3タイプをゲットした。と思ったのですが、残念ながら右上の黒っぽいのは齢が変わって下の薄茶色のと同じになってしまいました。
<ウチスズメ幼虫・ネコヤナギを食べていました。>
<クルマスズメ幼虫・ブドウの葉を食べていました。>
<コスズメ幼虫・ブドウの葉を食べていました。>
今日見たら、クルマスズメの幼虫の背中に寄生昆虫のものと思われる繭がついていました。
この幼虫自体に影響はないのでしょうか?
<ベニスズメ幼虫・ツリフネソウを食べていました。>(この子も背中に体液が出ているので何者かに寄生されたのかもしれません)
<(クロ)メンガタスズメ幼虫・ナスの葉を食べていました。>
クロメンガタスズメかメンガタスズメかどちらかなのですが、同定できていません。あしからず。
この幼虫を捕まえて家で飼育したところ、脱皮してから脱いだ脱皮殻(皮)を食べているのが観察できました。
そして、体色が褐色になってしまいました。こんな生態や変化もバンビやんを楽しませてくれます。