新たな確認種

畑仕事のほうは夏野菜の定植作業もほぼ終え,入梅ぎりぎりで何とか格好だけはつけました.
明日からは,雨の合間を見て,たまねぎの収穫作業に入ります.雑草の管理もしなくてはなりません.
でもまあ,ここまでやったので,一息ついてブログの更新をやりましょう.
農繁期にもかかわらず,デジカメは肌身離さず持ち歩いています.
忘れて畑へ出たときは,そのためだけに取りに帰るという,いじらしさ(?)でした.
何しろ,「一期一会」
シャッターチャンスは一回きりです.
後悔の無いように・・.
そんな風で, 撮り貯まった写真をまとめてアップします.


トゲアリ・・これは今日の写真です.飼育していたハバチの幼虫の管理ができないので,ホストの植物に放しに行ったとき見つけました.胸の赤いアリは良く見かけますが,こんな変なとげのあるのは初めて見つけました.その姿のままに「トゲアリ」というアリらしいです.

アカガネサルハムシ・・実に見事な虹模様.
どなたかのサイトにもネーミングが違う.これはニジイロサルハムシが良い.とありました.
私も同感ですね.

ショウジョウバカマの種の出た後の殻・・春早くに咲くショウジョウバカマは,その花の妖艶さも只者ではありませんが,今頃種を落とした後の姿もよく見るとなかなか美しいものです.いまどきは他のライバルの存在が邪魔をして眼には入らないのかもしれませんね

ピストルミノガ・・大変小さいのですが見つけた時はモアイ像を思い出しました.全く何者か分からなかったので「むし探検広場」というサイトのお世話になって正体を教えてもらいました.これは,蛾の幼虫の入っている蓑だそうです.名前も「ピストルミノガ」.こういうのは,見つけるのも面白いのですが何者かが分かった瞬間もよろこび大きいです.
和名なのに英語(?)が 入っているというのも変ですね.


フクロウの雛の巣立ち・・農園に4〜5年位前にかけたフクロウの巣箱があります.フクロウが来て,たまに寝床に使っていたのは確認していました.近くには,立派な自然樹洞が有って,そこでは毎年繁殖があるので,ベニヤ仕立ての安普請では子育てには使ってもらえないものと諦めていました.そしてこの春,なにげなく巣箱のそばを歩いていたら,白い頭がチラッと見えたのです.そして,その子の巣立ちの姿です.

クロボシヒラタシデムシ・・シデムシは動物の死体などに集まりそれを食べます.普通種にオオヒラタシデムシというのがいて,その幼虫はまるで「風の谷のナウシカ」の「オーム」のような姿なので知名度も高いかもしれません.(?) このクロボシヒラタシデムシは,その仲間ですが,割りと稀な種ということが分かったのでここに登場願いました.

テン・・昼間活動する感じの動物ではないのですが,なぜか明るいうちから畑の周りをうろついていました.デジカメを肌身離さず携えていたおかげのショットです.

ミカドガガンボの幼虫・・うちの子供が近くの休耕田の泥の中から見つけてきました.
持って帰って飼育するところが変人バンビやんの真髄です.
飼育といっても,泥の中の虫なので,いるのかいないのか,生きているのか死んでいるのか,全く分かりません.

そして約40日後.こんな見事なガガンボが羽化しました.
前足から後ろ足の先までの長さは15センチあります.
幼虫飼育は面白いですよ.