備中沢住民アセス鳥類調査2009−05−25
6月6日の「野鳥の会栃木県支部主催の備中沢探鳥会」(http://d.hatena.ne.jp/banbiyan/20090428)
に先んじて、5月25日に定例の鳥類調査が行なわれました。
この節は、冬鳥が夏鳥に入れ代わっているのですが、木の葉も茂りその姿を見るのは結構むずかしくなっています。サンコウチョウ、キビタキも声のみでした。
そのかわりと言っては何ですが、トンボはたくさん飛び始めました。
サナエトンボという、トンボの出現としては早めの田植え時期に出るトンボの仲間が多く見られます。
飛びっぱなしのヤンマ系と違って、とまっていることが多いトンボなので写真も多く撮れました。何枚かをアップしたいと思います。
備中沢の水環境は、人為的な攪乱も少なく、良好な生態系が保たれているといえます。
鳥の調査の片手間にこれだけのトンボに出会えるような場所を私は知りません。
ヤマサナエ もっと多く見られました。下流部の棚田沿いに多く、一度に5〜6匹が飛んでいることも。
シオヤトンボ シオカラトンボ(ムギワラ)似なのですがべつものです。最も出現の早いトンボです。
シオカラトンボ 子供の頃に一番遊び相手になってもらったトンボです。雌は黄色っぽくムギワラトンボと呼ばれています。
コサナエ 小さめのサナエトンボ、私ははじめてその容姿を見ることができました。。沢中流部の隠れ池(俗称)にいました。
ムカシヤンマ 昔は人にいじめられることも無かったのでしょう、人を人と思わず平気で私たちの体を停まり場にしている温和なトンボです
チョウの仲間も紹介します。
イチモンジチョウ 今が花見ごろのスイカズラを食草にしています。
アゲハモドキ チョウのようですがこれは蛾です。昆虫の擬態に色々説明をつけたがるのが人間ですが、不思議を楽しみましょう。