イタチの死

環境保全型農業が環境に出来るだけ悪影響の無い農業であるならば、生態系創造型百姓とは意識的に失われつつある環境を再生してゆくことを目指す農業、かな。
そんな取り組みをしている知人がいて、私もその活動に参加しています。
ハッチョウトンボを呼ぶ湿地を再生しよう」というテーマで活動を始めたのは2005年の夏でした。(ハッチョウトンボは日本一小さいトンボ、詳しくは自分で調べてね。)
放棄されて十数年という広さ約三反の谷津田を開墾し、ハッチョウトンボが生息できるような湿地環境を作り出そうというのがこのプロジェクトの基本テーマです。
今日はこの湿地つくりの月例会の日でした。このことについてはまた別の日にしっかり書こうと思います。
今日のお話は、この集まりに行く途中で見たイタチの亡骸を見てのことです。
この一年で私が道路で轢かれているのを見た野生動物の数は何匹だったでしょう。
数えているわけではないので大体ですが狸5匹、テン一匹、イタチ三匹、ヘビ十匹、カエル数知れず、その他鳩やツバメなども。昆虫にいたっては私自身が夏には一日一匹はオニヤンマやチョウチョを跳ね飛ばしています。
果たして日本中、世界中で一体何匹の命が自動車に奪われているのでしょう。
もっとも、一つ一つの命が奪われるよりも、もっと大規模な環境破壊が種の絶滅を招いたりもしているのが現実なのですが。


食いつ食われつして種のバランスを保つという生態系のシステムとは縁のないこの殺戮に少しでも罪滅ぼしになればと思って湿地つくりをやっているわけではないのですが、どこかで少しは反省しないと