ニホンミツバチ

三年ほど前に、もらってきたピンクの猫柳を挿し木したら、今見事な大株になっている。

このピンクの毛玉も時間が経つにつれ、ねずみ色に変わってくる。
そして、そのねずみ色の毛玉からおしべとめしべが湧き出してきて猫が毛虫のようになる。

今この状態の猫柳の花にニホンミツバチがわんさか集まっている。

他にあまり花の無いこの季節に、彼らにとっては絶好にご馳走なのだろう。

後ろ足の太ももには花粉の大きな団子をつけている。

この花粉や蜜をせっせと巣に運んで今年も家族を増やすのだろう。

人間はその社会形態もめまぐるしく変化して、何やら魑魅魍魎な世界になっているが、この蜂達はずっと昔から今も毎年毎年同じようにこの生活をつづけているんだろうな。そしてこれからも。