暑さと寒さがジェットコースターのように変わる近年の春から初夏です。
「風薫る5月」などという言葉も死語になってしまうのではと思ってしまいます。
老婆心だと良いのですが。すでに6月になってしまいました。
そんな天候にやきもきしながらも、農園内での自然観察に日々新たな発見ができることを
心から感謝しています。
聖、仏陀、妖精、の心裏切らぬように、人の社会が変わることを念じつつ。
今回も貯まった写真をアップします。
少しはコメントも付けましょう。
アナグマ・早朝畑へ移動中、私の軽トラの前を茶色い哺乳動物が横切りました。
それは、田んぼの側溝に飛び込むと枯れ草をゆらしながら逃げ去ってしまいました。そこであきらめないのがバンビやん。
逃げた先に土管が有ったので、カメラをストロボモードにし暗闇に向けシャッターを切りました。
コゲラ・日常的に見ている鳥なので珍しくもないのですが、頭上にいて何やらせわしく動いているのでシャッターを切ってみました。
拡大してみると口はいっぱいの虫をくわえています。
前にくわえた虫を落とさずに次の一匹を捕るという秘技を今度は観察したいものです。
アオバト・かなりの遠方でキジバトではないという確証はなかったのですが何気なく双眼鏡を向けて見ました。そこに見たのはこの辺では珍鳥のアオバトでした。
昨日はあの怪しげな鳴き声も聞きましたので近くで繁殖をしているのかもしれません。
ミシシッピアカミミガメ
外来動物はびこるご時勢。カメの世界も例外ではありません。
暖か日差しのある日は見事に大きなこのカメがずらりと並んで甲羅干しです。
ブルーギル・魚の世界も同上。
現在6歳の長男に釣りの指南中なのですがこんなに簡単に釣れる魚が
初体験でよいのだろうかと思ってしまうほど駆け引きをさせてくれない魚です。
オゼイトトンボ・やや標高の高いところに産するイトトンボということになっていますが
栃木県では結構平野部にも産するようです。
クロイトトンボ・イトトンボは区別が難しいので写真同定は間違いの元なのですが
<多分>です。
トラフトンボ・残念なことに頭部が写っていません。これはメスが卵塊を生み出しているところです。生息数、生息環境からしてもおそらくもう二度とお目にかかれない場面だと思います。
キンラン、ギンラン、ササバギンラン
キンさん、ギンさんは亡くなってしまいましたが、キンラン、ギンランは
まだ頑張っています。無くさないようにするのは私達の努めでしょうか。
マクラギヤスデ、キシャヤスデ(?)
ヤスデの仲間も良く見ると魅力的な肢体ではないですか?
6才の長男がミミズを探していて見つけてきました。
スズメになったスズメバチ?
我が家の軒下に去年キイロスズメバチが大きな巣を作りました。
この古巣に今年はスズメが入りました。
スズメバチの名前の由来はこんなところなのでしょうか。
オオイシアブ・体色体型はハナバチそっくりのアブです。
人はこれを擬態といい、その理由をつけたがりますが「ほんとかな?」
という気がします。
ドロノキハムシ・やや大型のハムシです。今年農園内で初見。ヤマナラシの葉を食べているようです。
シリアゲムシ・昆虫を食べる昆虫です。この辺ではハチやアブと同じくらい目に付く昆虫です。これの仲間はといわれると何も思いつかない一匹狼っぽい虫ですね。
枯れ松の年輪・
まだ冬の頃、立ち枯れしている松を一本きりました。
何気なくその年輪を数えたら、57でした。
偶然にも私と同い年。彼はその人生の中で何を見てきたのでしょうか。
今、あなたの亡骸の周りをうろつく同い年の人間の存在をお許し下さい。