さっきの話

春が近づきいよいよ畑も多忙な季節になってきました。
どうもここの所体が重くてスイッチが入りません。

今日も夕方になってやっとトラクターにまたがり畑へ出ました。

間もなく日が沈むころ、目の前の畑の中に何やら黒っぽい物体が見えました。

目を凝らしてみると、それはなんと大きな猪ではないですか。

距離は30メートルほどでしょうか。薄暗くなってきたのであまりきれいな写真はとれませんでしたがきっちり確認できるくらいのは撮れました。

こちらをチラ見していますが逃げる様子もなく菊芋の畑を掘りまくって食べています。

f:id:banbiyan:20200321181213j:plain

なかなかの大きさです。

 

ずっと見ていると数が増えてきて最終的には同じくらいの大きさのが3匹姿を見せてくれました。襲われたらやばい大きさですがエンジンのかかったトラクターには向かってこないだろうとシャッターを切りまくっていました。

 

f:id:banbiyan:20200321181439j:plain

大きなのが全部で3匹いました。

猪の向こうに見えるのは電気柵の線なのですが、暗くならないとスイッチが入らないので明るいうちに入ることを覚えてしまったのかもしれませんね。

 

 

「大寒」・・気温は高いが心は寒い。

この溜池を見ながら20うん年過ごしてきました。

大寒にこんな春のような水面を見るのは初めてです。

近所の人から聞いた、さらに昔の話では子供たちがここでスケートをしたとか。

昨年暮れに一番奥の日陰の部分が少し凍りましたが、その後融けてしまい、現在全く氷は見られません。

f:id:banbiyan:20200120105916j:plain

家から見える溜池。ここに住んで20年を超えますが結氷面積0%は新記録!

f:id:banbiyan:20200120133837j:plain

日中の気温は15度近くまで上がりました。

地面に生えている雑草も青々としています。私的には政治や経済の問題よりもこっちのほうが重大ニュースと感じているのですが・・。

 

明けましておめでとうございます。

新年あけましておめでとうございます。

あっという間に1月も9日になってしまいました。

それにしても「暖冬」の域を超えたこの気温は何なのでしょうか。

f:id:banbiyan:20200109053723j:plain

今朝5:30頃の外の温度計

f:id:banbiyan:20200109054657j:plain

ヤフーの天気予報による今日の気温予想

気象予報士の方ももう少し大胆な予報を出さないと現実に追いつけないようです。

 

 

台風一過

 

19号台風の爪痕です。

f:id:banbiyan:20191013082409j:plain

農園の畑は傾斜があるので大雨のたびに畑の土が下に流されてしまいます。

がっかりしている私を慰めに来てくれたのか・・。な訳ないですね。

f:id:banbiyan:20191013173831j:plain

畑の脇で遭遇したタヌキ

 

見事に開花していたサクラタデ。これには本当に慰められた気がしました。

f:id:banbiyan:20191006114036j:plain

近所の休耕田に自生していたサクラタデ

 

アンティークグッズ2品

 

久々の無生物系でのブログ更新です。

 

さて、下の写真の2品。なんだか分かりますか?

 

現在はほぼ開店休業中の肥料や雑貨を売っていたレトロなお店の倉庫の中にあった品物です。一人で店番をしていたおばあちゃんに「これなんだか分かるかい?」と謎かけをされた後、譲ってくれました。自分は、左のはなんとなく分かりましたが、右のはまったく分かりませんでした。

f:id:banbiyan:20190711054938j:plain

クイズ・これは何でしょう?

答え・・左のは「鳥の水飲み器」

    右のは練炭の火起こしをする「ひょっとこ」という道具。だそうです。

 

f:id:banbiyan:20190711055026j:plain

鳥の水飲み器です。

このつやのあるほうの陶器の入れ物は、下の穴以外には蓋も穴もありません。

使い方を想像するに、この穴から水を注ぎ、そのまま床に置くと水は穴の上のライン以上には上がらず、受けの中の水を鳥が飲むと、飲んだだけ中の水が供給されるという、いわゆる自動給水器であろうと思われます。

 

 

f:id:banbiyan:20190711055051j:plain

 こちらの「ひょっとこ」という道具の使い方はおばあちゃんから教わりました。

練炭(円筒形の穴の沢山開いた黒い墨の塊ですね)の火をおこすときに、このお皿状の所に可燃物を置いて火をつけ枠の部分にぴったりするように練炭を乗せて着火を待つ。ある程度火が強くなったら、付属の小さな穴あきの蓋を取っ手の穴(吸気口)に乗せ、空気量を調整する。という使い方をするものだそうです。

 

いずれも未使用の商品ですが、現代においてこれら商品の需要はなさそうです。

アンティークグッズとしてインテリアに。

または骨董的価値の博物的なコレクションに。

生け花の花器。

などのアイデアくらいしか浮かびませんが、試しにネットオークションに出品してみようかと考えています。

倉庫整理とおばあちゃんのお小遣いにくらいになれば、と。

 

追記 ネットで検索してみたところ陶器製の鳥用水飲み器は現在でも製造販売されているようです。

 

ヒオドシチョウの蛹化

農園内にはいろいろな幼虫に喜んでもらえるように食草の人気者であるエノキやハルニレを植えてあります。

昆虫はほとんど空を飛べるものばかりなので、あっという間にたくさんの種類の幼虫が棲むようになります。幼虫の期間はそれほど長いものではないので、つかの間ですが彼らは私の観察対象であり友達でもあります。

その中でもヒオドシチョウはの幼虫は、集合性でその色形が蛾のケムシに見えるので知らない人には「気落ちの悪いケムシ」にしか見えないのではないでしょうか。

これが私のような幼虫マニアにとっては「ウワオ~、こんなに沢山いる~。うれぴ~」ものなのです。

普通はエノキに発生することが多いのですが、今年は、なぜかハルニレにもいました。

先日、この幼虫たちが老熟し、蛹になる光景を眼にしたので報告します。

f:id:banbiyan:20190524085719j:plain

痛そうなトゲトゲですが実際はふにゃふにゃの偽トゲです。

f:id:banbiyan:20190529105540j:plain

蛹になるときも、こんなにきれいな列を作るのです。

 

f:id:banbiyan:20190529105705j:plain

中央の色違いはたぶんゴマダラチョウの蛹です。

f:id:banbiyan:20190529105854j:plain

疲れちゃったのかな、皆のところまで登らずに、地上10センチくらいのところで前蛹になってしまいました。

ハルニレの樹からこの鶏舎までは約10メートル離れています。

なのに、彼らは皆が皆、樹から降りると鶏舎の方へ向かってぞろぞろと歩き始めます。

いったい何が彼らを鶏舎へ向かわせるのか。

これが夏休みだったら格好の自由研究のテーマになりそうですね。

 

 

重機集結

小さな町の小さな集落におびただしい数の建設重機が集結しています。

県営処分場及びそれに付随した周辺整備事業が進んでいるのです。

集落を南北に走る街道(県道)も重量ダンプが行き来できるように拡幅と舗装が急ピッチで行われています。

どうのこうの言っても、地元が推進し町議会が建設の要請までした公共事業ですから「ありがたや、ありがたや」、と思わなくてはいけないのでしょう。

でも、そうは思えない少数派として、この容赦ない改変を自分のブログに記録しておかなければいけないのかなと思う次第です。

あまり言葉が湧いてこないので写真と簡単な説明だけで・・・。では。

f:id:banbiyan:20190131103818j:plain

いろいろな形の田んぼが棚田になって田舎の田園風景をかもし出していたのですが、今や工業団地でも造成しているかのような大工事になっています。

f:id:banbiyan:20190131103911j:plainほとんどの用水路はU字溝でコンクリートの3面張りになります。水生昆虫が住め なくなるばかりか、カエルやヘビにとっては1度落ちたらなかなか出られない 「死のトラップ」となります。

f:id:banbiyan:20190131104120j:plain

処分場の本体は小高い山の上に造られますが、この山に道をつける工事が始まります。

f:id:banbiyan:20190131104237j:plain

重機が里山をゴミ捨て場に改変して行きます。

f:id:banbiyan:20190217114430j:plain

この現場の傍らでは自生のフクジュソウが何も知らずに可憐な花を咲かせ始めていました。