アンティークグッズ2品

 

久々の無生物系でのブログ更新です。

 

さて、下の写真の2品。なんだか分かりますか?

 

現在はほぼ開店休業中の肥料や雑貨を売っていたレトロなお店の倉庫の中にあった品物です。一人で店番をしていたおばあちゃんに「これなんだか分かるかい?」と謎かけをされた後、譲ってくれました。自分は、左のはなんとなく分かりましたが、右のはまったく分かりませんでした。

f:id:banbiyan:20190711054938j:plain

クイズ・これは何でしょう?

答え・・左のは「鳥の水飲み器」

    右のは練炭の火起こしをする「ひょっとこ」という道具。だそうです。

 

f:id:banbiyan:20190711055026j:plain

鳥の水飲み器です。

このつやのあるほうの陶器の入れ物は、下の穴以外には蓋も穴もありません。

使い方を想像するに、この穴から水を注ぎ、そのまま床に置くと水は穴の上のライン以上には上がらず、受けの中の水を鳥が飲むと、飲んだだけ中の水が供給されるという、いわゆる自動給水器であろうと思われます。

 

 

f:id:banbiyan:20190711055051j:plain

 こちらの「ひょっとこ」という道具の使い方はおばあちゃんから教わりました。

練炭(円筒形の穴の沢山開いた黒い墨の塊ですね)の火をおこすときに、このお皿状の所に可燃物を置いて火をつけ枠の部分にぴったりするように練炭を乗せて着火を待つ。ある程度火が強くなったら、付属の小さな穴あきの蓋を取っ手の穴(吸気口)に乗せ、空気量を調整する。という使い方をするものだそうです。

 

いずれも未使用の商品ですが、現代においてこれら商品の需要はなさそうです。

アンティークグッズとしてインテリアに。

または骨董的価値の博物的なコレクションに。

生け花の花器。

などのアイデアくらいしか浮かびませんが、試しにネットオークションに出品してみようかと考えています。

倉庫整理とおばあちゃんのお小遣いにくらいになれば、と。

 

追記 ネットで検索してみたところ陶器製の鳥用水飲み器は現在でも製造販売されているようです。