備中沢 探鳥会報告(08−04−26) & 備中沢住民アセス鳥類調査(08−04−30)

春は、畑もさることながら自然保護系住民運動も忙しいです。
先のスプリングエフェメラルの観察、調査に引き続き、鳥関係のイベント調査が連続しましたのでまとめて報告します。



<備中沢探鳥会> (日本野鳥の会栃木県支部主催)

ゴールデンウィークしょっぱなの土曜日なので参加者の数が心配でしたが30名ほどが備中沢に足を運んでくれました。

まず沢に入る前の町道で我々を出迎えてくれたのはツクバネウツギの花でした。

<ツクバネウツギ>

現地で名前を度忘れし、思い出せないまま帰ってきました。
家でカメラのデータをパソコンに移し、開いて見てやっと「ツクバネウツギ」の名がよみがえりました。現場で思い出せれば評価上がったかな。ちょっと残念、でした。(近縁種のオオツクバネウツギの可能性もあります。)


アマツバメ

普段は上空高く、時速200とか300キロのスピードで、よっぽどの用がない限り、寝る時も飛び続けているツバメ、だそうです。今回の探鳥会ではなぜか私たちの頭のすぐ上をゆったりと舞っていました。写真はかなりトリミングしていますが、撮れただけでもラッキーなことだそうです。備中沢は彼らにとってくつろげる場所なのかもしれません。


アカゲラ

なかなか鳥の写真を撮れない父親を見かねて連れて行った娘がこっそり撮ってくれました。


イカリソウ

漢方では強壮剤としての薬効があるそうです。
か弱く美しいこんな草本のどこに・・と思います。


<タヌキラン>

4月13日のブログではまだ葉が茂り始めたばかりという感じでした。
今ではすっかり立派なタヌキです。


以上が26日の探鳥会です。9:00からお昼までということも有って鳥の写真はあまりいいものが撮れませんでした。仕事に余裕が出来たら気合を入れてシャッター押しに来ようと思います。
続いて、30日の鳥類調査です。

サシバ

出だし好調です。カメラが少し進化したのでシャッターチャンスを捉える確率が上がったかもしれません。


ヒヨドリ

特段珍しいということもないのですが、我々が近づいてもなかなか逃げないのです。
写真を撮って欲しい、訳でもないと思うので、きっと近くに巣でも構えたのかもしれません。というヒヨドリ君でした。



キセキレイ

キセキレイも近頃では少なくなった鳥といわれています。
備中沢では下流部、処分場予定地内の中流部でほぼ毎回確認しています。




<センブリ>

センブリといっても植物では有りません。
正確には○○センブリとなるのですが、専門家でも同定は難しいそうなのでとりあえずセンブリで。(クロセンブリ、ヤマトセンブリのどちらかだと思います。)



<ツクバネソウ>

妖精のチェアーに花が咲きました。
色は無いですがチャーミングな花です。



<ツチガエル>

ちょっと違うような気もするのですが、とりあえずツチガエルです。
調べ直して間違っていたらすぐに訂正します。違うと思われた方がいましたら、正解をお知らせください。



<サカハチチョウ>

この時期の備中沢では何回か確認しています。
春型は分かり易い模様ですが夏型は模様がだいぶ変わるので見落としていることも多いと思います。食草はイラクサやアカソです。



<クロゲンゴロウ

ガムシ説も有りましたが、独断でクロゲンゴロウとさせていただきます。
ガムシ、ゲンゴロウ類もみな生活環境が奪われ姿を見なくなっています。
これ以上貴重な水環境を破壊してはいけない、ということをもっと行政は認識すべし、
です。

以上。