サルココッカ・コンフサは帰化植物予備軍?


冬の訪れを前に畑仕事で体力を使いきっていました。
パソコンを子供にとられていることも多いです。この頃。
というわけで、久々のブログ更新になります。

タイトルのサルココッカ・コンフサという植物はどのくらいの知名度があるのでしょうか。
私は、何回復唱してもなかなか覚えられないので困っています。

この植物に出会ったのは2年前でした。
知り合いの農場の裏にあるヒノキ林の林床に生えていました。
よく分からない植物などがあるとパソコンの不明種フォルダーに入れて暇なときに調べています。
この植物については、分からないまま2年が過ぎていました。そして先日又同じ場所で同じこの樹に出会って、
よし今度こそ決着をつけようと心に誓って帰ってきました。(やや大げさですが)
下の写真がサルココッカ・コンフサの全体像です。


葉の付け根には小さな蕾のようなものがついています。

特徴はあるのですが、考えても、調べても、分かりませんでした。
最後の手段は質問投稿サイトです。「ヤフー知恵袋」には、カテゴリーごと詳しいマスターがいて難問を待っています(?)
そして、すぐにこの「サルココッカ・コンフサ」の名前が帰ってきました。さすがです。

名前が分かればネット検索でいろいろな情報は拾えます。

分かったのは、外来種であること。原産国は中国方面。
和名は無いようでこの名前は学名そのもののようです。
ツゲの仲間です。
日本には園芸植物として入ってきているらしい。
大変牽強で日陰でもよく育つ。ビルとビルの間の緑化やグランドカバーに最適。etc.

大自然いっぱいの山の中というわけではないですが、誰が植えたわけでもない場所に勝手に生えて育っているところを見ると、
これから日本の野山に数を増やしてゆくのかも知れません。
このように外来植物が日本の環境に定着してしまったものをを帰化植物と呼びますが、数ある先輩に次いでその候補になるのではないかと思っています。