分布を広げる昆虫たち.

単なるマニアの刹那的戯言と言われれば、そんな気もします.
昆虫たちの栄枯盛衰に一喜一憂するのも,彼らを愛すればこそとお許しください.

地球温暖化と言われ,南方系の生き物が北上するケースが多く報告されています.
また,外国から移入されて,天敵がいないなどの条件に恵まれてその分布を広げている種もいます.

そんな,人目を惹いていて話題に上る昆虫が,今年農園でもいくつか観察できたので報告します.


アカボシゴマダラ(2014-08-31)

ナガサキアゲハ(2014-10-11)

マツヘリカメムシ(2014-11-11)

アカボシゴマダラは,Wikipediaなどに詳しく書いてありますが,マニアによる人為的放蝶があって関東から分布を広げている昆虫です.初めて見たのですがドッキリするくらいきれいでした.

ナガサキアゲハは,1900年代前半までは九州以南の分布だったものが,現在は宮城県あたりまで北上しているそうです.この辺りにいるのはもはや当然のことのようです.

マツヘリカメムシは,北米の西部が原産地といわれていますが,現在世界中に分布を広げているようです.日本では2008年に東京で見つかったのが最初と言われているので,まだ新人の外来昆虫らしいです.

何者にしても,初めて見つけるとなんとなく嬉しい.
これがマニア心でしょうか.