ヒキガエルの卵塊
ここ数年,町内の道路でのそのそと歩いているヒキガエルを見つけると,交通事故防止のため,
バンビ農園へ連れて帰ってくるということをやっています.
自分が生まれた池へ戻って産卵するという習性があるようなので,彼(彼女)たちにとっては迷惑に感じているかもしれませんが,轢かれてしまっては元も子もないという理屈で車のいない環境への強制移転を試みているしだいです.
この結果が出たのか,今年はバンビ農園の小さな池に3つの卵塊が見つかりました.
かなり大きな(長い)卵塊です.
複数のオスとメスがくんずほぐれつして産卵する光景を先人は「カエル合戦」などと粋な名をつけて観察していたそうです.
そんな光景を想像しながら周りを見渡していると,水際の草の上で余韻を楽しんでいるかのような1組のカップルを見つけました.
しかしよく見ると,大きなメスはヒキガエルではなくウシガエルのようです.
ウシガエルはこんなところで交接をするのか,と思ってよく見ると,乗っかっているのはヒキガエルのオスのようです.
家に帰って調べてみると,カエルのオスは交接期になると目の前の程よい大きさの動くものなら何でも抱きついてしまう習性を持つとか.
納得.
この光景は「異種間交接」のようです.
「カエル合戦」は見られませんでしたが,ややアブノーマルな光景に出会えて喜びを覚えているバンビやんでした.