かわいい顔してるのに。
家の前の南向きの土手に、大きな石があります。
この辺は何故かちょっと地面を掘ると大小の石がごろごろと出てくるのです。
地元の人の話では、大昔、那須山の神様と筑波山の神様が石の投げ合いをして、その石がこの辺に降り注いだからだということです。
この石は地表において置くとコケが花柄に生えるので庭石として珍重されているようです。
で、石の自慢は置いておいて、先日3歳の息子とこの石の周りで遊んでいたところ、たくさんのナナホシテントウの幼虫、さなぎ、成虫がたむろしているのを発見しました。石が暖かいからでしょうか、ナナホシテントウの羽化場となっているようでした。
その中でちょっとショックな光景を目撃しました。
それは、幼虫の共食いです。
アブラムシなどを食べる肉食の昆虫だということは知っていました。だから益虫なのだということも学校で習った記憶があります。
しかしこの共食いの光景を目にしたとたん、かわいい益虫のイメージは誤解だったと思いました。
百姓にとっては天敵のような存在のニジュウヤホシテントウは草食、ゆえに害虫というレッテルを貼られていますが、
本当はこっちの方が性格はいいのかな、などと思ってしまいました。