前置きの長い 春野菜の紹介

レイチェル・カーソンが“沈黙の春”を世に出してから何年が経ったでしょう。

私が今よりも多感だった頃、また自分がどのように生きていったらよいのかを悩んでいた頃、この著書を目にして、可能であるならば人類が自然と共存できる世の中になるように自分には何か出来ないのだろうか、と思い悩んだものでした。 ・・・ 昔の話ですよ。

そんなこともあって、有機栽培の百姓には何とかなってはみたものの、やっぱりどっかでは現実社会と折り合いをつけなくてはならないというジレンマも多く、“忙しい”と“疲れた”を連発する駄農になりつつあります。

それでも会員制産直パック野菜の生産者としての責任もあるわけで、この道を降りようとも思わないわけであります。

百姓が面白い仕事(生活)であるということは実感していますし、サボりたいなんて一回も思ったことはないわけで、これはサラリーマン時代とは別世界なんです。幸せな部類の人間だと思います。

そして今年もまた春がやってきました。
桜咲き、菜の花が風に揺れる希望に胸膨らむ季節、のはずではあるのですが、この時期はパック野菜の生産者にとっては結構“もの”が無い時期なのです。
冬を越した野菜たちが無くなり、春まきの種はまだ芽を出したばかり、なのです。

当園ではこの時期をしのぐためにハウス栽培(無加温)をしています。
作れる野菜は限られていますが品種は稼げます。今これらの野菜が旬(?)を迎えています。

写真は、ニンジンから右回りに、葉ダイコン、京菜、葉玉ねぎ、小松菜、ほうれん草、長ネギ、かぶ、菜花、ヤーコン、山東菜、それと平飼いの有精卵です。

食べてみたくなってしまった方は下記へ。  案内を送ります。
banbiyan(アットマーク)rabbit.livedoor.com