[処分場問題] 備中沢住民アセス 鳥類調査 2007.10.25

月日の経つのは早いものです。
先月の調査の後、一編のブログも更新しないうちに今月の調査になってしまいました。

秋は子どもの学校の行事や何やと時間をとられることが多く、奥歯の加速スイッチ(石の森章太郎のサイボーグ009参照)も壊れたこの歳になっては
ひたすらやらずに済む事は後回しにするしかありません。

今月の調査は、7時スタートでした。参加者は体調不良や多忙の人が多くて4名でした。
午前中は雲ひとつない晴天でしたが、気温は低く8℃くらいでした。

秋の谷津田沿いの道から調査は始まりました。

例のごとく、写真に説明を加えて様子をお知らせします。


<フクラスズメの幼虫>

昨年はもっと暖かい季節に大量に発生していて、皆で食草のカラムシの株で揺れていました。
今年はこの季節の発生で寒さに動きも鈍いようでした。模様はきれいですね。
気候変動のせいか色々な昆虫の発生時期が微妙にずれているような気がします。<イモリのミイラ>

アスファルトの路上に干からびたイモリが落ちていました。
つぶれていないので車に轢かれたのではないようです。
両生類絶滅危惧種の一種です。<キハダの木>

木の種類を見分けるのはなかなか難しいです。
この木も数年前から謎の巨木でした。
今年、植物の専門家の方に同定をしてもらいやっとその名にたどり着きました。
自然木としてのキハダはそんなに多くは見られないようです。


<沢の風景>

備中沢の中流部の景観です。
倒木が互いにもたれかかり合い、つた(藤)が絡んで通る者を拒んでいるようです。
処分場という破壊に抵抗しているのでしょう。


<ミサゴ>

恥らって顔を隠しているのではありません。
探鳥とは、出会いの偶然、発見のラッキー?です。
見られただけでも嬉しいのです。写真も一応は撮れました。
顔はこの次に出会ったときの楽しみに取っておきましょう。


マヒワ

この秋初見のマヒワです。
なかなか写真に納まってくれる鳥もいないのでこれでも私としては“撮れた”写真です。


<ツリバナ>

マユミと同じ仲間のニシキギ科の落葉低木だそうです。
このような実も鳥が食べて種をあちこちに運んでくれるのでしょうか。
鳥が食べ易いようにぶら下げているのだという説もあります。


マムシグサ

サトイモ科のテンナンショウの仲間ですが野山に一般に見られます。
毒々しい赤色にたがわず根茎は有毒だそうです。
ただ、私は地元の友人から「この実を5〜6粒丸呑みにすると痔がたちどころに治る」という話を聞き、試したことがあります。
痔に効果があったかどうかははっきりしませんが、中毒もしなかったので実のほうには毒はないようです。(かも知れません)<シマアメンボウ>

流れに住むアメンボウです。
水の上で泳いでいる?時は小さくて速いのではっきりと姿を確認できません。
デジカメで何回もシャッターを切りまくってやっと一枚姿が映りました。