キンモンツヤコガの羽化

農作業も立て込んでいるので短報にて。 昨年幼虫の飼育をしていたケース(過去記事)の中に羽化成虫が見つかりました。 外見からの判断ですが、推測どおり「キンモンツヤコガ」で合っていたようです。 体長5ミリほどの小さな蛾ですが、光加減では、きらりと…

 ニホンミツバチの分封

昨日、畑から戻ると家の周りがミツバチだらけになっていました。 周り中のあらゆるものにとまっているばかりでなく、空にも無数のミツバチが乱舞しています。 「あ〜、分封(ぶんぽう)したんだな・・」家の脇に昨年から1箱のニホンミツバチの巣箱を置いてい…

溜池で見た巨ベラ(巨大なヘラブナの略)

今日のことです。 鶏の餌やりで溜池のほとりを歩いていたら、かなり沖合いになにやらきらきらひらひらと光る物体が見えました。 近眼のメガネをかけていなかったので、眼を細めても確認できませんでした。 こういうときには頑張るバンビやんです。 餌のバケ…

フクロウ巣箱のリフォーム

2017年もあっという間に1ヶ月が終わってしまいました。 節分前から外界はすでに春の空気が漂っているように感じます。昨年来、かれこれ7〜8年ほど前に農園内にかけたフクロウの巣箱(過去記事)の屋根が大分傷んでいてるのをみて、そろそろ改修せねば…

12月のビャクシンカミキリ

昨年の12月14日でした。 薪ストーブ用にもらっている杉材の木っ端を積んできた軽トラの荷台に♂♀ペアで 「ビャクシンカミキリ」の成虫を見つけました。 はじめは「スギカミキリ」かと思って見ていたのですが、なんか違う、と思い調べてみて分かりました。 な…

カラスウリの種

やっと猛暑の夏の記憶もうすれかかってきました。 山ではアケビやカラスウリの実が熟し始めています。 先日、来客の人がカラスウリの実を持ってきてくれました。 こういうものが好きだというのを知っていてのお土産だったようです。 私は相手の人に「カラス…

家の周りで

台風と秋雨前線のおかげで雨は十分頂きましたが…ちょっと多過ぎるようです。 雨の間にブログの更新でもしようと思っていたのですが、畑の管理も思うに任せずなかなかその気になれませんでした。 下の写真は数日前にアップしておいたのですが、説明が後回しに…

  ヤモリの存在

子供の頃、広島に住んでいたときは、便所の小窓でよくヤモリを見た覚えがあります。 あれから数十年、あちこちに居を移しましたが、ヤモリの存在に気が付いたことはありませんでした。つい最近、子供が町内にある塾の窓にヤモリがいると教えてくれました。 …

  おっと危ない!国内外来種侵入水際阻止?

昨日、鶏のエサの仕入れで隣県の常陸大宮市まで走りました。 里山の風景を眺めながら、時には車を停めて探索も。 なので、なかなか目的地にたどり着けないのが悩みの種です。昨日は午後雷雨の予報だったので早めに出て、いつもよりはまじめに走りました。 先…

屋内編

我が家には虫が大嫌いという人は全く・・・(ほとんど(^-^;) いないので、網戸を開けっぱなしだったりして、 けっこうたくさんの虫が家の中に入ってきます。 スズメバチなどの危ない虫には即退去願っていますが、その他のちょっと気になる虫は写真を撮らせ…

 続けてハムグリ幼虫

虫こぶやハムグリに特化したマニアも増えているとか。 最近ではそれぞれの図鑑も出ているので対象物も特定しやすくなってきたからかもしれません。 私はまだ駆け出しなのでマニアというほどのめり込んでいませんが、変わった形態や生態を見ると「ウォっ!!…

 あるハルニレの樹のこと。

私の仕事での配達先の庭にある1本の「ハルニレの樹」を紹介します。 この樹を気にしだしてもう5年は経つでしょうか。 ご覧のとおり、枝先の枯れている部分が有ったり、樹形もちょっとバランスを崩して見えます。 少し近づいてみましょう。 木の葉の1枚1枚に…

  新緑と共に

家の前の庭に20年ほど前に植えたエノキがあります。 成長が速いので周りのヤマグリやコナラを追い越して大木になりかかっています。 エノキにはたくさんの虫が付くので植えたのですが、おかげで毎年観察に役立っています。 昨年オオムラサキの小さな幼虫を…

 ブルーギル

だいぶ暖かくなってきたので、家の前のため池で子供と魚採りを試みました。 江戸時代後期に稲作振興のために水戸藩が造らせたといわれる10,000平方メートルほどのため池です。 新溜という名で呼ばれています。 今この池で一番幅を利かせているのは「ブルーギ…

 フユシャクその後。

先日フユシャク♀を見つけた家の脇の薪置き場ですが、その後3匹も追加発見がありました。 こういうのは「マイクロ・ホット・スポット」とでもいうのでしょうか。 全くの、「灯台下暗し」でした。(使い方が間違っているかもしれません) 2月11日 2月13…

 フユシャクとの出会い

2年前からフユシャクという蛾に興味を持つようになっています。 昆虫好きには、出会いの少ない冬場のマニアックなターゲット、と言えるかもしれません。 ちなみにフユシャクは冬に成虫が出現する蛾の仲間の総称です。我が家のふろ場の窓にはこの季節になる…

 ぎりぎり正月中に1ページアップします。

タイトルは「アトリの大群がやって来た」気がつけば1月も終わりですね。 雪が降りました。 昨年末から鳥が姿を消したようにいなくて心配していましたが、寒さと共にたくさん見られるようになりほっとしています。さて、最近の一番のトピックはアトリです。 …

  12月でも見られる昆虫

昨日は、小雨がそぼ降っていましたが、やはり気温は高めですね。 成虫で越冬する昆虫は結構数が多く、暖かな日差しのある日には活動する姿が見られます。 最近見たものを少しだけアップします。 ツチイナゴ(成虫で越冬するバッタは3種ほどあるようです) …

   梅開花

ここ数日、やっと冬らしい朝になって、頑張っていたハキダメギクも霜げて枯れました。 ちなみに、この辺の今朝の気温はマイナス2度くらいでした。 とはいえ、これまでの暖かな初冬のおかげで庭や山の植物も例年と勝手が違ってしまったようでした。 今日の発…

干し柿失敗

今年はこの記事がたくさんアップされているのではないでしょうか。柿の実は豊作。早くから色づき始めたので、いつになく頑張って、下の娘とせっせとむいて 150個くらい吊りました。 こんな年に限ってこんなです。 高温多湿で一気に青カビが生えてしまいまし…

  お尻に顔がある幼虫!

また蛾の幼虫の話です。 先日、畑の周りの雑木山で農作業をさぼって探索をしていたところ、ウリカエデの葉に、何やら幼虫らしくない可愛い顔の芋虫(毛虫?)を見つけました。 目鼻立ちがはっきりしていて、漫画のような顔だちでした。 種名調べによく利用さ…

  スズメガの幼虫

昆虫の幼虫の多くは百姓にとって天敵とされ、害虫などという差別用語でひとくくりにされたりしています。 バンビやんも百姓の端くれですが、いつの頃からかこんな幼虫達に愛情を感じるようになってしまいました。なにしろその造形美は、神のいたずらだったと…

 秋のジャガイモ堀

3か月以上間が空いてしまいました。 この間、農作業に明け暮れていた、というわけでもないのですが、いろいろありました。 だいぶ前になりますが、落雷で電気製品が3台やられました。 そのうちの一つがパソコンでした。ランがやられてインターネットにつな…

婆娑羅継ぎ手

何編振りかで生物系から外れたネタになります. 当園の卵を買っていただいている町内のお客さんに,年季の入った和家具職人の方がいらっしゃいます. (仮称 Kさんとさせていただきます) 趣味,余技も多彩で,配達のたびに話し込んでは楽しい時間をすごさせ…

コカブトムシ

我が家のダイニング(と呼べるかどうか)の天井には,電球を5個も使うシーリングライトが付いています. なんでもリサイクル品でまかなっているバンビ農園,これも頂き物なので自慢では有りません. このライト,天井と傘の間にたっぷりの隙間があるので,ま…

ホウネンタワラ・・?

先日,家の脇に植えてあるピンクのネコヤナギの葉を観察していたら,こんな光景が見られました. 皆さんはこの光景を見たらどういう場面と考えますか?私は,この毛虫は,すっごく大切にしているこの美しい玉を守っているんだ.そんな想像をしていました. …

再会と初対面

「農園の自然」の観察エリアは, 家の周りと畑の周りの面積を合わせると大体20,000平米くらいでしょうか. まさに「人間が利用しながら自然と共生してきた」といわれている「里山」環境の中にあります. 山がちな地形なので,斜面の方向や,植生も多様で,湧水…

たくさん動き出しています.

今年の春は,遅霜やなごり雪,この頃になっては猛暑日があったりと,ジェットコースターのような天候になっていますが,自然界の生き物たちもさぞ苦労しているのではないかと思います. こちらも,本業の畑の管理に少し不自由はあります. 今は渇水で,マル…

ヒキガエル卵塊とウシガエル

めずらしく立て続けのアップです. 昨年もヒキガエル卵塊を見つけた水溜りに今年も大きな卵塊がありました. これはこれで嬉しかったことなのですが,今年もその脇に巨大なウシガエルが!! 近づいてみると,何故か眼が白濁しています. 逃げる素振りもない…

4羽のイカル

サクラの花の季節になると何処からともなくやって来るイカル. 繁殖前のこの時期はまだ群れで行動しています. ここ数日,家の前にあるヌルデノの樹の実(ドライ)を食べに4羽のイカルがやって来ています. 玄関の戸を開けると真正面に見えるので,最近はそ…